Blog大当郎の風

今日はズバリ、表題どうり「性」。

まるで雑誌ananのようなダイレクトなテーマです。とはいえ、漠然としていますので今回は、性教育的なことを。

さらにポイントとするなら、「自分の誕生も両親の性行為があったからこそ、そしてそれはとても素晴らしい事、その実感は両親が伝えてあげること」です。なので今回の想定読者は小中学生のお子さんを持つ親御さん辺りかと思います。

今の時代、さまざまな情報や多様性の認知によって、「性」を巡る発想や価値観は大きく変容しました。そうした多様化した価値観のなかで、上述のポイントは普遍的なことと思います。

私はクリニックで希望する方に子宮頸がんワクチンの案内をしています。ワクチンに対して正しい認識をお伝えして子宮頸がんの予防のための啓もうをしています。私の話は子宮頸がん予防のための話に終始しますので、一貫して「性のデメリット」のようになってしまいます。（念のため・・子宮頸がんは性行為によりウイルス感染したことで発症します。発症の経過の違‟いで性感染症には区分されません。ワクチンは感染の機会、すなわち　‟初体験“の前に接種を済ますことが肝要で、小６から高１生※に定期接種が認められています）※平成９年度生まれまでキャッチアップ接種可　令和６年度末まで

このように話は子宮頸がんの実情やワクチンの効用についてデータを示しながら話をします。メリットの部分の話は教育の分野か家庭の領域と思いますから、私が話すことはありません。ただ、ときどき不安になることもあります。

ワクチンの啓もうのためとはいえ、熱を入れるほど、幼い彼女たちが性に対し極端に及び腰になったり、異性に対し恐怖感をいだかないかと。

話の締めくくりでは、たくさんクッションを動員して、

ワクチンは強制ではないけど、これを機会に考えてね。異性とのお付き合いや性行為を否定しているわけじゃないよ。むしろ多くの男性（ひと）と出会ってほしいな。

そして、付き添いでこられたお母さんには、ご家庭でも是非、「性」の素晴らしさ、尊さを。そしてなによりも、お父さんとお母さんが愛し合って誕生したことを、お子さんに話してください、とお願いしています。