大坂なおみ選手 ~雑草のよう~

テニス全米オープンで大坂なおみ選手が優勝、四大大会のシングルを日本勢で初めて制するという快挙をあげました。

大坂なおみ選手、例えは失礼かもしれませんが、雑草のよう。

テニスの手ほどきを受けたのは実の父、でもテニスは未経験、父子で切磋琢磨し、

古くから君臨した王者、セリーナ・ウィリアムズに勝利したいとずっと夢を追ってきました。

いつしか、身長180cmの恵まれた体から放つ、強烈なサーブを最大の武器として備えるまでになっていました。

ただ、精神面で不安視する声が多くあり、これまでの試合中でもしばしば、泣きだすなど心の乱れを表すことがありました。

重圧や不安の中では、二十歳とまだ若い天真爛漫な一人の女の子としては極めて普通の感情であるし、

勝ちたい負けず嫌いな性分もまた素直だったのでしょう。

そんな彼女の心に、昨年12月からコーチについたサーシャ・バイン氏は正に彼女の視線にまで下りて寄り添い、

逆境に立った時こそ自分を信じて我慢することの大切さを粘り強く教え続けたのでした。雑草のごとくと説いたかは不明ですが。

試合中に起きたセリーナ選手のアクシデントの際にも、自分のプレーをすることのみに意識を集中したといいます。

決勝という大舞台、多くの観客の期待が自分でないというアウェイ、その観客たちのブーイングの異様な雰囲気、

しかもトラブルの渦中は目標にしてきたあこがれの人、動揺しないはずがないし、普通の人は心を取り乱すところでしょう。

大坂選手の精神力の成長と表彰台でのセリーナ選手に対する謙虚な謝意は見る者みな心が洗われる気がしました。

そんな大坂なおみ選手が先日、凱旋しました。あまりものの出迎えの熱狂ぶりに戸惑うところにあどけなさを感じました。

「おおさか」といえば、6月の直下型の大阪北部地震、そして先回の台風21号と大きな被害に見舞われました。

日本の元気の素、「大阪」がすこし凹んでいたところに、希望と歓喜を与えてくれました。

また、北海道にも縁があり、根室のおじいさまはメディアでもよく出てこられ、人気者になっています。

逆境にも負けない雑草魂、大坂なおみフィーバーは日本中の希望のともしびとなっています。

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